新年 元旦の朝

2023年元旦、一関にある配志和神社に参拝してきました。

長い石段を上り詰めると、そこには樹齢1,000年以上といわれる二本の杉の大樹。そして「延喜式内神名帳」にも記載される延喜式内社・配志和神社本殿があります。元旦の朝、早い時間にもかかわらず地元の人たちが長い石段を登って初詣に訪れていました。

朝日を受ける配志和神社入口には、国民の休日を告げる国旗が掲揚されています。

荘厳な森の入り口に立つ神社縁記を見つめる人。手前の橋を渡ると神社社域に入っていきます。

この配志和神社は、日本におけるモミの北限にあって最大級のモミ林が広がる社域のなかにあり、たくさんの著名な植物学者が訪れる場所でもあります。そのなかをまっすぐに石段が、本殿のある遙かな上まで続いています。

長い石段を上り詰めると、正面に神社本殿が迎えてくれます。

町の人と新年のあいさつを交わす宮司と巫女たち

樹齢1,000年以上といわれる夫婦杉のうち、神社本殿に向かって左側に聳える夫杉。

神社本殿の前に聳えるのが、樹齢1,000年を超す夫婦杉。

ここには400年近い由緒ある歴史を持ちながらも北上川の遊水地事業の一環により、やむなく移築されてきた神社も二社遷座されています。(日吉神社と浅間神社) 

特に写真右側の日吉神社は、歴史に名を残す名工と謳われた奥の源大夫により天保八年に造られたと伝えられています。

社域山麓にある社務所では、古い神札を奉納する人々が訪れていました。