とびがもり(飛ケ森)水車音楽祭

9月3日、名峰・室根山の山麓にある飛ヶ森キャンプ場で開催された「第10回 とびがもり水車音楽祭」に行ってきました。

勢いよく、水車が回っています。この水車が動力となって、実は不思議なことが始まるのでした。

会場に集まったたくさんの皆さん。遠くは滋賀や神奈川からも・・・

何やら不思議な「機械」が据え付けられています。これ一体何????

水車バンドの軽めのオープニングに始まり、いよいよトップバッターの登場です。吉野崇(たかし)さんと古川大(たかし)さんのtakaTAKA コンビ。古川さんが奏する無駄のないキーボードの音色に、崇さんの透き通った歌声がベストマッチ。思わずノスタルジックなメルヘンの世界に誘われました。

透き通ったいい声してるね、崇さん

リズムを奏でる古川君、今日もいい味出しています。

怖い顔したり・・・

愛嬌のある顔したり・・・

暦の上では秋ですが、本日の気温も夏真っ盛り!!「夏の空」に向かって伸びやかな崇くんの声がひびきわたったのでありました。

楽しい水車バンドとのコラボレーション。

ずいぶんたくさんの人が来てますね。

子供たちも大喜び!!

いよいよ音楽水車プロジェクトバンドの登場です。まずはリーダーのさすらいのテナー奏者・岡淳さん。アメリカボストンにある、かの有名なバークリーで学んだ本格派のテナーマンである。女優の室井滋さんとのコラボ「しげちゃん一座」にも加わったり、今回のステージ上にドーンと鎮座する今回の水車プロジェクトの主役でもある「リズム創造マシーン」を製作したりと、たいへんユニークで且つ多才な能力を持った人でもある。そして今回加わったのが、このプロジェクトのためにニューヨークから帰国したマリンバの山本祐介さん。この人もマリンバ以外に、ヴィブラフォン・パーカッション・シンセサイザー等を自在に操る大変マルチな人でもある。ニューヨークで永年活躍していることからも、その能力の高さが偲ばれるというもの。本日ものりのいいリズムを存分に奏でてくれていました。そしてベースが落合康介さん。埼玉県北本市で現在ジャズ喫茶をオープンさせているベーシストである。本日はめずらしい馬頭琴も演奏してくれました。

ステージ上の「機械」が、水車のエネルギーを利用して「カタコト、カタコト、カタコト・・・」と、リズムを取り始めます。そのうちに「機械」は、「ドンドンシャン、ドンドンシャン、ドンドンシャン・・・」とドラムの音も重ねていきます。つぎには「ポコポコポコ、ポコポコポコ、ポコポコポコ・・・」と不思議な音色が合わさって面白い音楽になってきました。すると、そのタイミングを見計らったかのように、岡さんの重奏なテナーが音を重ねてきます。まるで「オテラノオショサンがコメクッテちゅー・・・」と何とも不思議な感じの音色があたり一面に響き渡ります。そこにベースが加わり、マリンバが加わります。いよいよテナーは自由に音色を奏で始めます。さっきまでの「オテラノオショサンがコメクッテちゅー」が、あれあれあれ・・・ 不思議なことにソニーロリンズの『セントトーマス』に変わっているではありませんか!ジャズです。これ以上にないという最高のジャズの音色がキャンプ場全体に響き渡っていきます。観衆も大喜び。チェコ製の150歳というベースも魅力的な音を響かせます。山本さんのマリンバは鍵盤上をこれでもか、これでもか、といった具合に軽やかに飛び跳ねています。いいです。これこそがジャズです。すばらしい!! でも・・・ なんでしょう・・・ ふしぎです。    後ろの「機械」が通奏低音の如くに奏でているのは、よ~く聞くと、やっぱり「カタコトカタコト、ドンドンシャン、ドンドンシャン、ポコポコポコ、ポコポコポコ・・・・・・」なのでした。 それでも全体が合わさると最高の音楽になっている。 いいですね。なんとも不思議でとっても楽しい音楽祭です!!

岡さんの横笛と、珍しい馬頭琴を演奏する落合さん、二人の奏でるジャズは悠久の大地に溶け込むような優しい音色です。

味のあるいい音させていました。いつまでも聞いていたい・・・ そんな水車音楽祭でした。

終わった途端に、秋の空となったとびがもりキャンプ場。暑かった夏は、過ぎ去り、季節はすっかり秋です・・・。