春の野に出でて若菜摘む

百人一首の15番、光孝天皇の句に 「君がため 春の野に出でて若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ」という句があります。どうしたのでしょうか。このところの急な寒さは尋常ではありません。桜が散って、まもなく5月だというのに、みぞれが降ったのですから・・・。千年もの昔に詠まれた歌に、今も昔も変わらず日々季節は移ろっていく・・・という当たり前のことを、しみじみと感じながらも、野の花々に心癒される毎日です。