キバナコスモス

キク科コスモス属の多年草。コスモスの名を冠していますが、オオハルシャギクとは同属別種にあたります。原産地はメキシコで、標高1600メートル以下の地域に自生するといわれています。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られてヨーロッパに渡来。日本には大正時代の初めに輸入された記録が残されています。高さは30~100cm、夏場の暑さに強いため、オオハルシャギクよりも早い時期に花を咲かせる傾向にあるといわれています。

平泉スマートインターそばの歩道に沿って咲くキバナコスモス。さわやかな初秋の香りをただよわせる可憐な花々が、涼やかな風に吹かれてにぎやかに揺れていました。雨催い(あまもよい)の日が多く、夏らしい「夏」にはちょっと物足りなかった今年の夏。過ぎ去りつつあるそんな夏を思い出しながら、秋の訪れを感じさせてくれる素敵な花々です。