2023.6.11 SL銀河ラストラン
いよいよSL銀河ラストランの日がやってきました。前日の10日に花巻から釜石までの運行を終えて、ラストランのこの日は釜石から遠野、そして花巻までの運行となります。午後14時40分に釜石駅を出発したSL銀河は、約1時間50分ほどで遠野に到着します。2時間半ほど休憩をした後、19時過ぎに遠野を出発し、およそ1時間後に花巻に到着。2014年4月12日にファーストランを飾ったSL銀河は、10年目の節目の今年、たくさんの人に夢と感動を与え続けて、ついにその役割を終えるのです。
この日、はじめに訪ねたのが道の駅・遠野風の丘。駐車場はくるま・車・クルマ、全国津々浦々のナンバーを付けた車でいっぱいです。名古屋ナンバーや富山ナンバーはまだ可愛いもの。愛媛ナンバーや鳥取ナンバー、はては鹿児島ナンバーを見つけた時には、SL銀河人気ここに究めり・恐るべし・・・と、つくづく感じいった次第です。さてラストランにあわせて特設されたSL銀河関連グッズ販売コーナーにて、数点のレアものグッズを手に入れた後、昼食を食べに遠野の街に出かけます。本日は以前から気になっていたラーメン店「ばんがり」さんを訪ねようと思います。
緑峰高校とのコラボでつくられたという五右衛門ラーメンをいただきました。高校でつくられたというエゴマがいい味を出しているとても美味しいラーメンです。ごちそうさまでした。
しっかりと腹ごしらえが調ったところで、撮影スポットの下見に出かけました。まず最初が上郷町のひまわり畑です。ここはSL銀河ファンにとって外すことのできない聖地で、ひまわりの季節には「ひまわり畑の中を走るSL」を撮影しようと100人以上の人でにぎわう場所です。‟聖地”においてSL銀河に別れを告げるために、ひまわりはなくても今日もきっとたくさんの人が集まってくるはずです。このあたりには牧草地もあり放し飼いの牛がゆったりと草を食んでる姿を見ることができます。草をはむ牛のそばをSLが走る・・・これも絵になりますね。たくさんの人がこの地にやってくるのも理解できます。最初の撮影場所である洞泉駅での撮影を終えた後、すぐにここに戻って二回目の撮影に入るつもりです。天候は小雨。どんよりとした雨催いの天気がラストランのもの悲しさを一層際立たせてくれます。
ひまわり畑の撮影スポットを簡単に確認したあと、洞泉駅に向かいます。ここもファンにとって外すことのできない‟聖地”になっています。釜石駅からわずか三つ目の駅で、しかも駅のホームから「森の中から突然爆煙をあげながらあらわれるSL」というインスタ映えのする写真が撮れる絶好のロケーション。一番人気の「宮守のめがね橋」とまではいきませんが、誰もが一度はここで・・・と憧れる場所のひとつとなっています。すでに20台を超える三脚がずらりとならんでいます。わたしもその一角に三脚を立たせていただきます。通過予定時刻は15時10分。いよいよ30分を切りました。一つ手前の松倉駅を通過するときに鳴らされる汽笛が、もう間もなく聞こえて来ることでしょう。
洞泉駅 編
遙かに汽笛の声が聞こえます。たった今、SL銀河が松倉駅を通過したことを知らせてくれます。ホームで待ち構える人たちは、最後のカメラの調整に余念がありません。みな真剣なまなざしです。さあ、いよいよです。もう間もなくここにやってきます・・・ ジュジュジューーー さあついに待ちに待ったSL銀河が現れました。 ジュジュジューーー
ジュジュジュジュジュジューーー
ジュジュジュジュジュジュジュジュジュジューーーーー
ジュジュジュジュジュジュ、ピュオーーーーーーーーー 洞泉駅に入ってすぐに、おおきな汽笛があたり一帯に響きわたります
ジュジュジュジュジュジュ、ピュオーーーーーーーーージュジュジュジュジュジューーーーーーーー
SL銀河が洞泉駅を走り抜けていきます
乗客に向けて手を振る人たち
上郷ひまわり畑 編
はるか遠くから汽笛の声が聞こえてきました。かすかに踏切の警報音が聞こえてきます。そのうちに山すそから煙を吐きながらSL銀河が現れました。踏切を超え徐々に徐々に近づいてきます。大きく右に弧を書くように、待ちかねたSL銀河がこちらに近づいてきます。
SL銀河ファンにとっては聖地でもある上郷町のひまわり畑のそばを走り抜けるSL銀河
ジュジュジュジューーーーー
鉄パイプで囲われた場所には、本当なら牛が数頭見えるはずなのですが、本日は残念ながら・・・
ジュジュジュジュジューーーーー
ジュジュジュジュジュジュジューーーーーーー
ジュジュジュジュジュジュジューーーーーーーー
ジュジュジュジュジュジュジューーーーーーー
ジュジュジュジュジュジュジューーーーーーー
ジュジュジュジュジュジュジューーーーーーー
ジュジュジュジュジュジュジューーーーーーー ゴロン、ゴロン、ゴロン、ゴロン
ガーーーーーガーーーーー
ガーーーーーガーーーーー
ガーーーーーー
さよならSL銀河 東北・岩手に最高の思い出を残してくれて、本当にありがとうございました。いつかまた、ここに戻ってきてくれることを信じています。