平泉水かけ祭り
奥州平泉・初夏の風物詩、水かけ祭り神輿渡御が開催されました。7月13日の宵宮に始まり、14日の10時からは観自在王院跡をスタートし中尊寺までのおよそ4キロにわたる本渡御が盛大に開催されました。こども神輿に中学生神輿、そして壮年の男衆が担ぐ本神輿の三つの神輿が、平泉の街を豪壮に練り歩きました。
この祭りはおよそ30年ほど前に、東京は深川の富岡八幡との縁でスタートした祭りです。毎年、双方に担ぎ手を派遣しあって30年。今年も20名に近い人々が、東京深川からやってきました。江戸っ子の粋なお兄さんたちの掛け声が、神輿に花を添えてくれています。
両日とも晴天に恵まれて、担ぎ手めがけて沿道から降り注がれる冷たい水は、まさに「ちから水」ともいえるものになりました。子供たちの間から「気持ちいいーッ」の声も聞こえます。
いよいよ神事が始まります
神事が終わると、観自在王院跡にて予行演習的に宵宮が行われました
山王太鼓の皆さんが最高に場を盛り上げてくれます
14日早朝 いよいよ渡御がはじまります。 神輿総代と鳶頭衆が木遣りと一本締め。その後、神輿総代会長が道中の安全を祈願して盛塩を踏むと、およそ4㎞にわたる神輿渡御のスタートです。
熊野三社宮司と禰宜を先頭に、毛越寺を出発する町衆の面々
旧国道4号線をわたる神輿一同
いよいよクライマックスの平泉駅前に到着した神輿の一同
荒々しい水しぶきの歓迎を受けます
水しぶきの中、神輿を担ぐ中学生たち
男衆の本神輿も、駅前で水しぶきの大歓迎を受けます。
平泉駅前でも、豪壮な山王太鼓が神輿の男衆を出迎えます。