六日町まちおこし物語
栗原市にある六日町商店街に行ってきました。かつては材木と蚕糸で栄えた宿場町ですが、その後人口減少に伴いすっかりさびれてしまった町でした。しかし、ある年、都会から来た若者たちがひとつの古民家を改装して不思議なカフェをはじめました。そして、その時から六日町に新たな命が吹き込まれたのです。
その後、つぎつぎに町おこしに興味を持つ若者たちがやってきました。 不思議な本屋をはじめたり、アウトドアの専門店をはじめたり、不思議な文房具屋さんをはじめたりしました・・・。すると、昔からあったお店も、負けてはいられないと息を吹き返し、魅力的な酒屋さんに生まれ変わったり、人気のラーメン屋さんに変身したり、そして、洋品店は「魅力的な洋品店」に変わったりするのでした。
失礼ながら、近くに観光名所があるわけでもなく、特別な特産品があるわけでもなく、交通の便がいいわけでもないのに、なぜか若者たちが集まってくる。そんな不思議な街に、六日町は生まれ変わったのです。まさに町のスローガン「きらめき六日町」そのものに変わったのです。
そんな不思議な街をこの目で見たくて、ドキドキしながら5月のとある日曜日に出かけてみました・・・、不思議の街 六日町に・・・。
失礼ながら、町を見ての第一印象は・・・ 「なぜこんな辺鄙な場所に、どうしてこんなに魅力的なお店がたくさんあるの・・・」 でした。
大変失礼しました。六日町の皆さん、ごめんなさい!!
でも本当に、心の底からそう思ったのでした。絶対にこれには訳があるはずです。街おこしを始めた皆さんのパワーがすごかったのだろうし、人間的な魅力があったのだろうし、そして町の人たち全員の徹底した協力があった事は、想像に難くありません。すごいものを見せられたという思いと、いいものを見せられたという思いと、そしてこの街からこれからもっともっと学ぶものがたくさんありそうだという「なんか得をしたなぁ・・・」という思いをもって、家路に着いた「とある日曜日」でした。
みなさんも是非、「きらめき六日町」に足を運ばれてみてはいかだでしょうか。