大文字送り火 Vol.1

7月31日 猛暑の日曜日、平泉町11区公民館において、8月16日に行われる「大文字送り火」の焚き付けづくりに参加してきました。何人かの人たちがなにやらゴミ拾いをしているように見えるこの写真、じつは大量に丸めた新聞紙と細かく切り裂いた端切れや布切れなどを混ぜ合わせて、送り火の時の最初の焚き付けを作る作業をしているのです。火床の数は全部で64基。つまり焚き付けも64個必要になるというわけです。もうみなさん汗びっしょり、埃まみれの作業となりました。この焚き付けは、現地の山の中に木を組んで井桁のように積み上げられる64の火床の中に入れられます。その上に古くなった卒塔婆が積み上げられて、8月16日の盆の送り火の時に一つ一つの火床が燃え上がり、ついには大きな「大」の字となって夜空を赤々と染めぬいてくれるのです。さて、公民館のもう一方では、8月11日に現地に積み上げられる64か所の火床を、送り火が行われる16日まで雨や風から守るための大きなビニール膜を、おじさんたちが大騒ぎしながら必死になって作っています。おじさんおばさんおにいさんおねえさんたちの努力の成果が試される時がいよいよ近づいています。乞うご期待!